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【就活】臨床工学技士の小論文試験対策

小論文
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病院で臨床工学技士として働くために避けて通れない「就職活動」。病院見学をして、書類選考、そして適性検査や面接試験。だいたいはこのような流れで進むと思います。

そして多くの施設で行われている試験が「小論文」。

この「小論文」が実は困ったもの。筆記試験等であれば、勉強すれば何とかなるかもしれませんが、「小論文」はどうしたらいいのか、頭を抱えると思います。

くろねこ
くろねこ

私自身も頭を抱えました。

「小論文対策」の本は数あれど、

  • 実際にどんな「お題」が与えられるか
  • 他の人はどのように書いているのか

こういうところは気になると思います。

※そもそも「臨床工学技士」特化の「小論文対策」の書籍はあまりないと思いますが・・・・

そこで今回は、

  • いったいどのようなお題の小論文試験が行われているのか

を調査し、そのお題に対して私が論文を書いていこうと思います。

くろねこ
くろねこ

みなさん、参考程度に見ていってください!!

↓小論文の文頭と文末についての記事です。興味のある方は是非。

小論文のお題

まずは「小論文のお題」についてです。今回はグーグル先生に働いてもらいましょう。グーグルで検索をかけると、意外に色々とでてきました。

小論文のお題

  • 大学病院における臨床工学技士の役割:1200 字以内
  • 大学病院における臨床工学技士としての臨床・教育・研究:800字以内
  • 臨床工学技士という仕事を通じてどう成長していきたいか:800~1,200字程度
  • 臨床工学技士業務の多様化についてあなたの考えを書け。
  • 自分の目指す臨床工学技士の将来像:1,000 字程度
  • 医療機器の機種を統一することによるメリットは何か。 『安全』『コスト』『管理』の言葉を全て使って300字以内で説明しなさい。
  • 病院に勤務する臨床工学技士が今後取り組むべき DX(デジタルトランスフォーメーション)についてあなたの考えを700 字以上800 字以内で述べなさい。なお単語を使用する順番・重複は問わないが、必ず5 単語以上使用すること。【デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーション、2025 年の崖、 生産性向上、BCP(事業継続計画)対策、情報共有円滑化、業務効率化、IT人材確保とME】
  • 総合病院における臨床工学技士の役割について:800字
  • 医療安全における臨床工学技士の役割
  • 内視鏡外科手術をサポートする臨床工学技士の役割
  • チーム医療における臨床工学技士の役割
  • 「これからの臨床工学技士に求められる役割について」 :800 字程度
  • 「臨床工学技士として高齢者医療にどのように係わりたいか」を、1,200字以上1,600字以内で述べてください。
  • これからの臨床工学技士に求められるもの :400~600字程度論じて下さい。

こうしてみると、知識を問う問題ではないことが分かります。

  • 「臨床工学技士」の業務とは何か
  • これからの「臨床工学技士」はどうすればよいか
  • 自分は「臨床工学技士」として、今後どうしていきたいか

などが問われることが多そうですね。

実際に書いてみた

では、この中のお題からいくつかピックアップして実際に書いてみたいと思います。

お題1:デジタルトランスフォーメーション

お題

病院に勤務する臨床工学技士が今後取り組むべき DX(デジタルトランスフォーメーション)についてあなたの考えを700 字以上800 字以内で述べなさい。なお単語を使用する順番・重複は問わないが、必ず5 単語以上使用すること。

【デジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーション、2025 年の崖、 生産性向上、BCP(事業継続計画)対策、情報共有円滑化、業務効率化、IT人材確保とME】

近年、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を耳にするが、依然として医療業界のデジタル化は進んでいない。デジタル化の大きな変革は病院内における電子カルテの導入だが、いまだ紙媒体で運用している施設も見受けられる。今後、医師の働き方改革や医師の偏在化、高齢化社会などの問題により、医師の業務効率化、生産性向上は必須であり、医療業界のデジタル化は急務である。医師の現状ある業務を精査し、無駄を省くAIやIoTなどを利用することで医師の業務効率化を図り、結果として良質な医療を提供でき、生産性が向上すると考えられる。各コメディカルにおいて、タスクシフトが行われ、デジタル化以外の側面でアプローチが行われているが、それでは根本解決には至らない。デジタル化を進めるにあたり、IT人材確保とMEが重要になると考える。IoTの利用、AI化が進むであろう、医療機器。そのスぺシャリストは臨床工学技士である。そのため、今すぐにでも臨床工学技士はAIやIoTについてより興味を持ち、学ぶ必要がある。現状、病院ではITに強い人材が少なく、今後はITのみならず医療機器の知識も有さなければならない。そのため、現在すでに医療機器の知識を持ち合わせている臨床工学技士が不足しているIT人材になれるよう行動するのは必然と考える。

また、臨床工学技士の業務場所は機材室、透析室、集中治療室、手術室、カテーテル室、内視鏡室、医療安全室と多岐にわたる。そのため、デジタル化を進める際、各職種間の情報共有円滑化に寄与できる。もちろん、クリニックや診療所に努める臨床工学技士もIT人材になる必要があると考える。むしろ、予防を重要視し、未病を目指す医療の在り方を加味すると、クリニック、診療所のデジタル化は重要である。遠隔診療、IoTデバイスを用いた診断など、医療DXはすぐそこまで来ている。

以上より、業務先問わず、臨床工学技士はIT人材になるべく動く必要がある。

  • 796文字
くろねこ
くろねこ

入れる言葉を指定されると非常に書くのが難しいですね。もう少し文字数が多いほうが逆に書きやすいかも。

お題2:高齢者医療

お題

「臨床工学技士として高齢者医療にどのように係わりたいか」を、1,200字以上1,600字以内で述べてください。

本邦において高齢化社会が進んでおり2040年にはおよそ35%が65歳以上になると言われている。今後益々進む高齢化社会に対し、臨床工学技士としての立場からの係わり方について考える。

2025年を目途に地域包括ケアシステムが始まり、医療の拠点が病院から在宅へ移行すると考えられる。そして、在宅へ移行する場合、かかりつけ医の必要性が高くなる。かかりつけ医は患者の背景から診療や指導を行い、自分の専門領域ではない場合は地域の医療機関と連携する必要がある。以上より、かかりつけ医は患者自身や地域医療機関と密接な関係を持ち、患者自身が病気にかからないよう予防する。しかし、高齢化社会や医師の偏在化などにより、地方の医師数減少、患者数の増加が問題点となる。地方の医師数が減少すれば、開業医の数も必然的に少なくなり、患者の自宅近くに病院がないことも珍しくない。そうなると、患者のかかりつけ医が見つからなくなってしまう。そういったケースにならないよう、オンライン診療の必要性が増す。オンライン診療が実施可能になれば、患者は自宅にいながら医師の診察を受けることが可能になるため、近くにかかりつけ医がいない問題は解消すると考えられる。しかし、オンライン診療では患者バイタルサイン取得の限界がある。限られたバイタルサインと問診などで診察しなければならなくなってしまう。そのため、IoTの活用が今注目されている。アップルウォッチなどで心電図を取得、解析ができればオンライン診療に役立つことが可能である。そういった医療に必要なIoTのアプリケーションは医療機器に分類されている。そのため、医療機器の管理をする臨床工学技士の出番である。これらオンライン診療に必要なデバイスを診療所、患者自宅、そして病院で管理する業務が今後生まれる可能性がある。また、IoT技術が発展すれば在宅用人工呼吸器や在宅透析、ネブライザ、パルスオキシメータなど様々な医療機器とも連携されると考えられる。このような医療機器の安全管理とアプリケーションの管理を行うことで、高齢者の在宅医療に貢献できると考える。よって、在宅診療をしている開業医に臨床工学技士の必要性が増すと思われる。例えば、オンライン診療と在宅診療を併用して行い、在宅診療の際は、患者が使用してる医療機器やIoTデバイス、オンライン診療が実施できる環境整備を行う。人工呼吸器の回路交換や動作確認などの安全確認や取り扱い説明はもちろんのこと、アプリケーションの正常動作確認や、可能であればアプリケーションのメンテナンスなどを行う。地域の連携医療機関に受診が必要になった場合、IoTによって取得した患者データの引き渡しなども臨床工学技士が行う。それを行うためには、連携病院にも医療機器とIoT技術を持った臨床工学技士が必要になる。

以上より、今後の高齢者医療においては在宅医療の発展が必要であり、在宅医療を良質で効率、生産性よく実施するためにはIoTと医療機器の知識を十分有した臨床工学技士が必須になる。

  • 1229文字
くろねこ
くろねこ

文字数多すぎです!!

文字数ギリギリにも関わらず、若干言いたいこととずれた気がします・・・

限られた時間で書くのはやっぱり難しい。

さいごに

今回は「実際のお題」をピックアップして、いくつか小論文を書いてみました。やっぱり小論文を書くのは難しいですね。書いて慣れるしかなさそうです。

今後もどんどん追加で書いていきます。

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くろねこ
くろねこ

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コメント

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