認定集中治療関連臨床工学技士の試験を受けてきました。
その時の話を備忘録としてまとめました。
e-learning受講
まずはe-learning。
受講しなければ始まりません。受講期間は一か月のため、忘れずに受講しましょう。
また、受講期間を過ぎるともう動画は見られません。
講師の先生方の発言など、メモしたいことはちゃんとメモを取っておきましょう。
試験の予約
試験はCBT方式です。
各自都道府県別、所定の試験会場のパソコンで試験をします。
5択の問題を解いていく形です。
わざわざ遠くに足を運ばなくて済むため、地方暮らしには助かる制度です。
しかし、実は一番厄介な予約。
私は予約開始日から2~3日過ぎてから予約ホームページを開きました。
すると、すでに予約がほぼいっぱい。
他の試験(見た感じ英検が多かった印象)もCBT方式が多いため、すぐに試験会場が埋まってしまいます。2~3月はCBT試験で受験する人が多いみたいです。
2月頭はまだ予約は余裕がありそうでしたが、2月末は厳しかったです。
首都圏では会場がいっぱいあるため、困らないかもしれません。
が、地方住の方は要注意。
予約開始日にしっかり予約しましょう。
私は結局片道1時間以上車を走らせました。
CBT試験のメリットを何も受けられず。
試験前からすでに疲れてた!!
どんな試験だった?
呼吸、循環、血液浄化、心電図、医療安全、診療報酬と多種多様な問題が出題されました。
しかし、そこまで突っ込んだ問題は少なかったような気がします。
- NPPVを使用するために必要なモノは?
- IABPのバルーン拡張と収縮のタイミングは?
みたいな問題。
症例問題とかは出なかったと思います。
ガイドラインなども出題されましたが、テキストに載っています。
基本的にはテキストをしっかり勉強していれば大丈夫な印象でした。
しかし、そのテキストが問題。
2022年度からテキストがPDFになったため、個人的には使いにくかったです。
基本、e-learningの時の講義スライドが印刷されている形のテキスト。
コメントも書いてあったりしますが、書いてない部分もちらほら。
コメントが書いていない部分は自分で書き込む必要があります。
そのため、PDFよりは紙媒体のほうが勉強しやすい印象でした。
また、個人的には呼吸療法の問題が多かったイメージ。
酸素療法、NPPV、換気モードと20問くらいは呼吸療法に関わる問題でした。
そのため、重点的に勉強するとするなら「呼吸療法」がおすすめです。
実際にテストをうけた感想
テスト事体は広く、浅く、な印象です。
逆を言えば幅広い知識が要求されます。
仕事をはじめて2年目くらいから、勉強する目的で受験するにはいい試験だと思いました。
実際の対象は5年目くらいからでしょうか。
ちなみは私は心電図が苦手なため、心電図は参考書をしっかり読みました。
勉強に使用した図書・PR
実際に自分が使用した参考書を紹介します。
レジデントのための これだけ心電図
この本、初学者向けに大事なところをできるだけ簡単に書いてあります。
心電図はこの参考書とテキストで大丈夫だと思います。
こういうことだったのか!! NPPV
個人的には「こういうことだったのか」シリーズはわかりやすくて大好きです。
NPPV、ECMOはこれらで勉強してました。
こういうことだったのか!! ECMO・PCPS
さいごに
今回は認定集中治療関連臨床工学技士の試験を受けた感想などを書いていきました。
私が「認定集中治療関連臨床工学技士」の試験を受けた目的は「専門」です。
2022年度から集中治療専門臨床工学技士が爆誕しました。
その受験要綱は「認定集中治療関連臨床工学技士」を取得していることでした。
これはいかんと思い慌てて認定の試験を受けたわけですが、、、、。
今後、専門の試験をうける「かもしれない」ためステップアップの受験でした。
忘れていることも多数あったため、復習のいい機会になりました。
興味がある方は試験を受けてみよう!!
人工呼吸器関連の論文紹介
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