私は「3学会合同呼吸療法認定士」を取得しています。
と言っても、取得したのはだいぶ前の話ですが・・・。
- 合格までの流れ
- どういう勉強をしたか
など、紹介していこうと思います。
受験までの流れ
流れとしては
- ポイントの取得
- 講習会の申し込み
- 講習会の受講
- 認定試験
の4ステップになります。
では、1つずつ見ていきましょう。
ポイントの取得
セミナー受講するためには、まず「ポイント」を取らなければなりません。
では「ポイント」とは何でしょうか。
過去5年以内に認定委員会が認める学会や講習会に出席して12.5点以上の点数を取得していないと講習会の申し込みすらできません。
これが「3学会合同呼吸療法認定士」の最初の壁になります。
私は
- 日本呼吸療法医学会
- 各都道府県の呼吸器セミナー
の2つに参加しました。
※「ポイント」を取るだけならどちらか1つで大丈夫です。
認められている学会は
- 日本胸部外科学会
- 日本呼吸器学会
- 日本麻酔科学会
- 日本救急医学会
- 日本臨床救急医学会
- 日本呼吸ケア・リハビリテーション学会
- 日本呼吸療法医学会
- 日本集中治療医学会
などがあります。
個人的なおすすめは
日本呼吸器学会と日本呼吸療法医学会、もしくは各都道府県開催の呼吸器セミナーです。
- 日本呼吸器学会:コメディカルの参加費が他学会と比べて安い点が利点です。
- 日本呼吸療法医学会:学会内のセミナーが充実(→自分の現在のレベルに併せたセミナーが受講できる)しています。
- 各都道府県開催の呼吸器セミナー:おそらく一番安く、初学者~を対象にしているため、基礎からの講習会であり分かりやすいです。
各都道府県の臨床工学技士会が主催で毎年「呼吸器セミナー」を開催しています。その「呼吸器セミナー」でも「ポイント」を得ることができます。
しかし、臨床工学技士以外にも看護師、理学療法士の方々も参加しますので倍率が高かったりもします。
最近はWeb開催も増え、定員数が増加しているため、そこまで倍率は高くはなさそうですが。
最近ではWeb参加だとわざわざ現地に行かなくても参加ができて、「ポイント」も得ることができます。
忙しくても安心!!
いずれにしても学会やセミナー受講は必須になるため、早めに申し込んでおいたほうがいいと思います。また、受講書や修了書の控えを提出しなければいけないため、捨てずにとっておきましょう。
私はよく失くしてしまい、困った経験があります
講習会の申し込み
以前は最大の壁が「講習会の申し込み」でした。
講習会の定員数と比べて申込数が大幅に多かったため、
申し込み開始日に朝一番で郵便局に行かなければならない
というのが通例でした。
わざわざ休みをとって郵便局へ・・・・
しかし最近はeラーニングシステムが導入されたため定員数が大幅に増えているため、そこまでやらなくても申し込みできると思います。
が、申込数が多いことを念頭に入れて、早め申し込みは必須だと思います。
また、eラーニングではなく現地で聞きたいという人は、相変わらず定員数が少ないため、狭き門を潜り抜けるためには「申し込み開始日に朝一番で郵便局」は必要だと思います。
※新型コロナウイルスの影響で今はeラーニングだけのようです。
講習会の受講
現地開催の場合、2日間みっちり行います。eラーニングだと約1ヵ月の間に受講するような流れになります。eラーニングの方は余裕をもって受講しましょう。
認定試験
毎年11月後半くらいに実施していましたが2021年は7月に実施されています。2022年からは11月の予定になっています。
以上が認定試験までの流れです
次は私はどのような勉強をしたのか紹介していこうと思います。
どんな勉強をしたの?
私は臨床経験3年目に「3学会合同呼吸療法認定士」を受験しました。
人工呼吸器関連の業務をしていましたが、そこまで知識があったようには思えません。
そのため、勉強は必須でした。
が、業務や学会発表の関係上、勉強時間があまりとれませんでした。
勉強時間はとれませんでしたが、あらかじめ勉強に使う参考書などはAmazonなどで買っておきました。
勉強で使用したもの
- 講習会で使用した参考書
これは必須でした。とりあえず、1周は読みました。
- 新呼吸療法テキスト
購入しましたが、あまり使いませんでした。というか、読む時間がありませんでした。ただ、「3学会合同呼吸療法認定士」受験後にはよくお世話になりました。
一応リンクは貼っておきますが、いまではもう売ってないみたいですね。
- 過去問
最近ではいろいろな過去問がでているため、なんでもいいと思いますが私は青本を使いました。
今では他にも色々な種類の過去問があります!!
どんな形式でも過去問は必須だと思います!!購入しておきましょう。
勉強方法
- 講習会
私は現地参加の講習会だったため、夏に講習会に参加しました。
講習会、とても勉強になりました!!
まずは講習会で勉強したことを早速臨床で活用しました。とくに
- コンプライアンスの計算
- グラフィック波形に注目
- P/F比
はよくやっていたのを覚えています。
動的コンプライアンスが・・・静的コンプライアンスが・・・
と、ブツブツ言ってました。
↓コンプライアンスについての記事、書きました!!
- 過去問
過去問を解いて問題になれることが大事だと思います。私は青本を使って最初の1周目で問題を解きました。
その時に、
- 間違えた問題
- わからない単語
にしるしをつけました。
2周目は青本に直接講習会で使用した参考書を使って
- 解けない問題
- わからない単語
に解説などの書き込みを行いました。書き込みが終了した後は青本をひたすら読みました。
青本には解説が載ってないので自分で解説をつくるしかありませんでした・・・
上記作業を3週間で行って認定試験をうけました。この時は休日関係なしに勉強していたと思います。
使ってた青本は次年度呼吸療法認定士試験を受ける人にあげました。
さいごに
「3学会合同呼吸療法認定士」を受験した時のお話をさせてもらいました。新型コロナウイルスの影響で「呼吸」に関する関心や需要が増えていると思います。
この記事が「3学会合同呼吸療法認定士」を受験するときの一助になればと思います。
試験結果は12月下旬(クリスマス)くらいに届きます。
私の場合、結果が届いたのは休みの日でしたが、職場から「結果届いてるぞ!!」と電話がきました。そのまま上司に電話報告した記憶があります。
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