臨床工学技士は院内勉強会・院内ポスターなど、パワーポイントで資料作成することが多いと思います。しかし、
どうやって資料作成すればいいかわからない!!
そんな方も多数いるかと思います。
何を隠そう、私自身も資料作成には苦戦していました。
どうやって資料つくればいいかわからない・・・
しかし、そんな私でも今ではある程度、資料作成をできるようになりました。
そこで今回は、パワーポイントでの資料作成のポイントを5つ書いていこうと思います。
もくじを作るべし
もくじは「プレゼンをする側」、「プレゼンをされる側」双方にとても重要になります。
なんでもくじが重要なの?
それは、「もくじ」が話の切れ目になるからです。
どういうこと?
例えば、「人工呼吸器」の勉強会を実施したとします。
そのとき、
- 「人工呼吸器の構造」
- 「人工呼吸器を使用する際に必要な物品」
- 「人工呼吸器の使い方」
の3本立てで勉強会を実施するとします。
これら内容をダーッと説明されても、聞き手側からすると
「今何の話をしてるんだっけ?」となり、ずっと資料とにらめっこをしてしまう可能性が高いです。
そのため「人工呼吸器の構造」、「人工呼吸器を使用する際に必要な物品」、「人工呼吸器の使い方」の話の切れ目事にもくじスライドを入れることで、
「これから、人工呼吸器の使い方について説明があるんだ」
と、聞き手側に優しくなります。
こんな感じ
↑もくじの例です。簡単なもくじで大丈夫です。
また、勉強会を実施する側も一呼吸置くことができるため「もくじのスライド」は非常に有益になります。
切れ目が無い資料だと、最後までノンストップで説明しなければなりません。
↑色を付けると更に分かりやすくなります。
色がついているところをこれから話すというのが分かる!!
さらに、もくじは資料を作る際にも役立ちます。
もくじのスライドを作ることで、資料にどんな内容を入れればいいかが分かります。言わば羅針盤の役割になります。羅針盤がない状態で資料を作ってしまうと
あの内容を入れよう。そうだ、この内容も入れよう・・・・
となり、資料が膨大かつまとまりがない資料になってしまいます。
そのため、最初にもくじのスライドを作りましょう。
スライドタイトルを作るべし
もくじスライドを作った後は各スライドのタイトルを作りましょう。
まだスライドの内容は作らなくて大丈夫です。
まずはタイトルです。
タイトルをつけることで、そのスライドに
- 何を書くべきか
- 何を書かないべきか
が、明確になります。
タイトルを作らないでスライドを作成作成すると、1つのスライドにたくさんの文字や図を入れてしまい、スライドがごちゃごちゃして
このスライドでは結局何が言いたいの?
といった状況に陥ってしまいます。
それを防ぐため、まずは
「スライドのタイトル」
更には
「そのスライドで言いたいことを1言」
を入れてみましょう。
それだけで最終的に完成するスライドがごちゃごちゃしなくなります。
↑スライドにどんな写真や図をいれるか等記載しておくと、本格的に作成するとき便利です。
最終的にはスライドに記載された内容でつくればいい!!
また、先にスライドの枚数が分かるため、
現在の構成だと、実際に勉強会をすると何分くらいになるか
が分かります。
スライドを作ったけど、時間オーバーしそうだからスライドを消そう・・・・
スライドが足りない・・・追加しないと・・・
といった状況を回避できます。
1スライド1メッセージ
1つのスライドで言いたいことが2つも3つもあると、聞き手としては
結局何が重要なの?
と感じてしまいます。そのため、1つのスライドで言いたいことは1つにしましょう。
スライド数が増えそうだけど・・・
スライド数は特に気にしなくて大丈夫です。聞き手の分かりやすさ重視で作成しましょう。
スライドに長文はいらない
基本的にスライドに長文はいりません。長文があると、人は配布された資料を読んでしまいます。
資料を読むことは1人でもできます!!
せっかく勉強会を実施しているならば、聴衆には話を聞いてもらいましょう。
そのためには、「長文の削除」は必須です。
短文と図、イラスト、表などを駆使して作成しましょう。
図やタイトルの配置を意識しろ!
図やタイトルの位置は基本的に全てのスライドで同じ位置にしたほうが見やすいです。
パワーポイントは、紙芝居みたいなものです。
タイトルの位置があっちらこっちらに行ってしまうと聞き手側は気になてしまいます。
また、スライドを読む順番は基本的に
- 上から下
- 左から右
の2パターンになります。
そのため、
- 下から上
- 右から左
のような作りだと非常に見にくいです。
また、図のグルーピングにも気を付けましょう。
図と説明が離れていると関係性が理解しにくくなってしまいます。
そのため、関係性が高いものはなるべく近づけ、関係性が遠いものはなるべく遠くにしましょう。
さいごに
スライドづくりの極意をさくっと5つ紹介しました。
まだまだスライドづくりの技はたくさんありますが、今回記載した内容を実施するだけでも
「作りやすさ」
「見やすさ」
「プレゼンのしやすさ」
が変わると思います。
↓「イラストをパワーポイントで描く」記事も作成しています。
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