私は就職活動を始めたのは最終学年の6月でした。
臨床工学技士の就職活動と言えば、大きく分けて
- 病院見学
- 採用試験
になります。
そのため、今回は私の体験談(学生時代)をもとに病院見学について書いていきたいと思います。
※採用試験に関して、自分から積極的に対策をほとんどやっていないため、話せません。
どのくらい病院見学に行ったの?
私が病院見学した施設は6施設です。
内訳として
- 大学病院×2施設
- 総合病院×3施設
- クリニック×1施設
になります。
周りの人よりたくさん病院見学に行ったと思います。
だけど病院見学って緊張するし、あまり行きたいものではありませんよね?
しかし、この時の私の考えは違いました。
この時の私は「お出かけがてら病院見学しよう」と考えていました。
周りにこんな奴いなかったと思います。
お出かけがてらのため、そこまで病院見学にプレッシャーはありませんでした。
むしろ、「病院見学終わったらどこに行こうか」などと考える始末。
だから、病院見学のチョイスも、お出かけしたい場所だったため、縁もゆかりもない場所ばっかりでした。
個人的には病院見学を難しく考える必要はなく
「遊びに行くついで」程度で考えておくとプレッシャーにならないと思います。
なんでたくさんの施設を見学したの?
これには様々な理由があります。
前述のとおり、「お出かけ」も理由の1つです。
が、もちろんほかの(まじめな)理由もあります。
- 病院近くを散策する
- たくさんの施設を見学することで、病院ごとの特色を把握する
- いざ第一志望の病院の採用試験に落ちた時の保険
これらについて見ていきましょう。
病院近くを散策する
こうかくとまじめな理由に見えませんね。
しかし、大まじめな理由です。
せっかく病院見学に行ったら、近くを散策しないともったいないです。
それはなぜか。
もし、その施設が自分の第一志望で採用試験に合格した場合、その施設に通うことになります。例えば、月20日出勤した場合、20回はその施設に行くことになります。
通勤が車であろうと電車であろうと、これは確実です。
その通勤を、前もって肌で感じておくといいと思います。
- こんなところにご飯屋さんあったんだ
- ここにスーパーがあるのか
などなど。
私は周辺施設や環境も決め手の1つだと思っています。
採用試験に合格して、いざ家を探しに行ったら思っていたのとは違った
ってなるのが、私は嫌だったんです。
また、見学中に技士さんにおすすめのご飯屋さん聞いてもいいかもせれません。
「帰りに近くを散策して帰りたいので、おすすめのご飯屋さん、教えてください。」
などと。
こんなこと聞いたら、相手の記憶には残ります。
病院ごとの特色を把握する
病院ごと、臨床工学技士に求められているニーズが違います。
- 血液浄化をメインにやっていて、他の分野はあまり・・・
- 各分野ローテーションで、その日ごとに業務が違う
- 分野別のスペシャリスト
などなど。
これらは病院の規模によって左右されることが多いです。
そのため、私は大学病院から大規模総合病院~中総合病院、クリニックまで見学しました。
就職してからじゃ、こんなにたくさんの施設見学できませんからね。
「学生の役得役得」と思っていました。
そして、見学して思ったのは、やはり規模によって業務内容が全然違うと思いました。
実習先の施設と違う点を探すのもいいと思います。
一番知っている施設は実習先ですからね!!
たくさんの施設を見て、知ることで本当に自分がやりたい業務が見つかる可能性が高まります。
是非、たくさんの施設を見学してみてください。
第一志望の病院の採用試験に落ちた時の保険
病院見学に行って、第一志望が決まったところで待ち受けるのが採用試験です。
受かることもあれば落ちることもあるでしょう。
第一志望に受かるのが一番いいのですが、落ちた時のことを考えてみましょう。
もし第一志望に落ちてしまったら、確実に気分は落ち込むと思います。
そんな落ち込んだ状態で病院見学に行って、フラットな目線で判断できるでしょうか。
私はできないと思いました。
きっと「第一志望のほうが良かったな」
とか思って見学に集中できない思います。
そのため、先にたくさんの施設を見学しました。
心に余裕があるときに、その病院に行きたい理由などを考え、ランキングをつくっていました。
これを作っておくことでいざ落ちた時にも慌てなくて済みます。
また、採用試験には「病院見学」が必須のパターンが多いです。
採用試験は早いと6月ごろから始まり、夏から秋くらいが求人のピークになると思います。
そのため、第一志望が落ちた時には、求人数が少なくなっている可能性が非常に高いです。
その時点で「病院見学」から始めてしまうと、「時すでにおそし」状態になる可能性もあります。よって、事前に病院見学に行っておくことで保険をはり、心に余裕を持つことが大事になります。
さいごに
病院見学の経験談を書きました。
まじめに病院見学していたかと言われると何とも言えませんが、一応目的は持っていたつもりです。
私は「病院見学」だからと言って、妙に肩に力を入れる必要はないと思っています。
だって、
「病院見学」は「病院について見て学ぶ」ことなので、何か得られることがあればそれだけでその「病院見学」には成果があった。
と思います。
個人的にはセミナーや勉強会、大学の授業に行くような気持ちで「病院見学」に行ってもかまわないと思っています。
※最低限のマナーは守りましょう。
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