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【臨床工学技士】サービスエンジニアってどんな仕事?【メーカー】

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病院内のみならずにクリニックや診療所など、様々な場所に多岐にわたる医療機器があります。

人工呼吸器、生体情報モニタ、輸液、シリンジポンプなどなど、あげればきりがありません。

医療機器メーカーのサービス担当はそれら「医療機器の保守点検、修理」を行う職種です。

また、医療機器のトラブルがあった際には出動してトラブル対応や必要に応じて修理なども行います。

うーむ、臨床工学技士と同じようなことをしていますね。

しかし、臨床工学技士と比べ、担当エリアがべらぼうに広いことが特徴です。

そんな医療機器メーカーのサービスエンジニアについてお話していきます。

サービスエンジニアってどんなことをするの?

臨床工学技士の仕事:医療機器メーカー(サービスエンジニア)

前述のとおり基本的には

  • 保守点検
  • 修理

になります。

保守点検、修理には当然お金が発生するため

  • 見積作成

もします。

また、トラブル発生時には

  • 機器の故障なのか、手技の問題なのか

など原因調査を行います。

基本的に第一報は電話でくるため、電話での聞き取り調査が重要になります。

電話対応で解決できれば良し、解決できなければ診療などが滞ってしまう可能性があります。その場合は早急に現地に向かいます。

現地で原因調査や修理を行い、解決できればいいですが解決できなかった場合は困りものです。その時は機械の引き上げになりますが、代替え機がないと病院も困ってしまいます。

そのため、現地に向かう際は代替え機を準備してきます。

言わば「お守り」ですね。

また、代替え機の点検や、どの病院に持って行ったかなどの管理も行う必要があります。

そうしないと、

  • いざ持って行ったときに機械が壊れていた
  • どの病院に貸したかわからなくなる

などの問題が発生します。

また、トラブル対応をしているとその日に予定していた点検ができなくなってしまう可能性もあります。そのため、トラブル発生時は時間管理がとてもシビアになります。

  • トラブルの原因と改善にかかる時間
  • 病院までの移動時間
  • 対応後、次の施設までの移動時間(点検に間に合うか)

など計算し、すぐに予定を立てる必要があります。

トラブルが無ければ、その日に予定されている保守点検、修理などをこなします。

基本的に保守点検は現地で行います。

日程は基本的に営業が病院と話し合って決めます。

だいたい、数週間前から日程調整をしますが、なかなか日程が合わなかったり、返答がない時は大変です。予定が組めません。

現場での点検が終われば、会社に帰ってきて見積作成などの事務作業を行います。

つまり、何事もなければ定時帰宅、トラブル対応などあれば残業になります。

勿論、人を管理する立場になればもっと業務量は多くなります。

また、サービスエンジニアは保守点検や修理する機械が無ければお仕事になりません。

そのため、「保守点検」を推進する必要があります。

保守点検、オーバーホールの必要性などを病院側へ伝えるのも1つの仕事になります。

臨床工学技士の資格があると得する?

臨床工学技士の仕事:医療機器メーカー(サービスエンジニア)

正直、そこまで大きな恩恵はないと思います。

医療機器の知識より、工学系の知識のほうが求められます。

工学系の知識がないと、修理などはできません。

が、もちろん医療系の知識はないよりはあったほうがいいと思います。

医療機器の知識があれば、この機械がどのような機械なのか等を改めて勉強する必要がないからです。

また、「臨床工学技士」だからという理由でクリニックや診療所ではなく病院の保守点検を任されることが多くなると思います。

ちなみに病院経験者の場合は別です。

  • 実際に医療機器に触ったことがある
  • 使っているところを見たことがある
  • トラブル対応までしていた

などであれば、十分恩恵はあります。

サービスエンジニアでつらかったところ

知識・手技などのアップデート

新しい医療機器が出た時に、新しく保守点検や修理について勉強しなければならないことです。日々勉強ですが、それは病院と比べても変わらないと思います。

自分で予定が組めない、予定がパンパンになる

医療機器によっては保守点検・修理を開始する時刻が遅くなります。

例えば手術室の医療機器を点検する際は手術がない日、つまり土日になることがあります。

土日に点検しても、平日は平日で点検の予定が入っているため代休がとれない場合があります。

また、クリニックなどで点検をするときはお昼休みか診療が終わった後などになります。

そのため、点検ができる時間が限られてしまいます。

また、新しい医療機器が出ると、最初は使い方の間違いなどのトラブルの件数も増加します。

これらの理由から、自分で予定を組むのが難しくなるのがつらい点です。

移動時間が長い

移動時間が長いこともつらいです。

毎日数時間の運転をすることザラです。

車の運転が嫌いな人には向かないかもしれません。

さいごに

臨床工学技士のサービスエンジニアについて簡単にですが書きました。

ご参考になればと思います。

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