あなたの長所・短所を教えてください
面接では「長所・短所」を聞かれることがあります。しかし自分の長所・短所ってあまり考えたことが無いと思います。そのため、準備していかないと、
えっと・・・うーん・・・・
となりかねません。
そこで今回は「長所・短所」について考えていきたいと思います。
医療職は「自己分析」が苦手!?
あなたの長所・短所を教えてください
と言われてパッと出てきますか。たぶんパッとは出てきにくいと思います。それが新卒であるならばなおさらです。
しかし、「長所・短所」は面接の鉄板ネタです。
もしかしたら履歴書にも書くかも・・・
- 履歴書
- 小論文
- 面接
のどれかで、ほぼ必ずと言っていいくらい「長所・短所」について問われます。
「長所・短所」について聞かれる理由として
- 自己分析ができているか
- アイスブレイク
などが考えられます。この「自己分析」、これが曲者です。
なんで?
他の職種と比べ、医療職は学校において「自己分析」などの対策をあまりとってくれないからです。
正直、新卒の時の就活はほぼ「自己分析」してませんでした・・・
さらに、就活において「併願」を許さない風潮があるため、合否が分かるまで他の施設を受けられず、「面接」の経験値をためることができないのも要因です。他の職種であれば10社20社は当たり前のように受けていると思いますが、医療職であれば数施設程度ではないでしょうか。
つまり「自己分析」をする機会も少なく、「面接」の事体の経験値も低い
では、自分の「長所・短所」について分析してみましょう。
長所・短所を考える
自分の長所・短所なんて分からない!!
いきなり聞かれてもほとんどの人がこうなると思います。
自分の長所・短所ってなんだ・・・・?
と考えても、なかなか出てこないです。そこで手っ取り早く、自分の長所・短所を知る方法を教えます。
直接聞いてみる
そんな時は手っ取り早く友人や家族などに聞いてみましょう。
中途の場合は「職場」の同僚が好ましいですが・・・
このご時世、おおっぴろげに職場で
自分の長所・短所ってなに?
なんて聞いてしまうと
あれ?転職しようとしてる・・・?
と勘繰られてしまう可能性があるため、なかなか聞き出せないと思います。そこで、今までに
- 職場で怒られた経験
- 職場で褒められた経験
を思い出してみましょう。
そういえば仕事が遅いって怒られたことがあるな
そういえばいつも仕事が丁寧と褒められたことあるな
など、経験があると思います。これがあなたの「長所・短所」になります。
私も就活で「長所・短所」を考えた際、怒られた経験、褒められた経験を思い出しました
面接をする相手は次の仕事先になるかもしれない施設です。よって相手が求めている「長所・短所」はあなたのプライベート「長所・短所」ではなく、仕事に対する「長所・短所」になります。
なので中途採用の場合は友人や家族より職場における「長所・短所」が望ましいのです。
長所と短所は表裏一体
実は長所と短所は表裏一体です。
どういうことでしょうか。先ほどの「怒られた経験」「褒められた経験」を例に見てみましょう。
- 怒られたこと→仕事が遅い→短所
- 褒められたこと→仕事が丁寧→長所
実は「怒られたこと」と「褒められたこと」はほぼ同じことを言っています。「丁寧に仕事をするからこそ、仕事が遅い」のです。ポジティブな面を見ると、仕事が丁寧=長所になりますが、ネガティブな面を見ると、仕事が遅い=短所になってしまいます。
このように「ポジティブ」と「ネガティブ」に言い換えることによって自分の「長所・短所」が見えてきます。
ちなみに私は中途採用の面接では「長所:粘り強い」、「短所:一人で抱え込む」と答えました。
ちなみに私が言われたことは
- 真面目
- ストイック
- 仕事が遅い
- 仕事を一人で抱え込みすぎ
- クレイジー
などでした。これらを言い換えると
- 真面目→融通が利かない
- ストイック→周りが見えない、視野が狭い
- 仕事が遅い→仕事が丁寧
- 仕事を一人で抱え込みすぎ→粘り強い
- クレイジー→視点が違う
みたいな感じです。
それにしてもクレイジーはひどい・・・
短所には気を付ける
短所の内容には気を付けたほうが良いです。
何故でしょうか。例えば自分の短所が「時間にルーズ」だとします。それをそのまま伝えてしまうと
私の短所は時間にルーズなことです。・・・・・・
時間にルーズということは遅刻が多いのかな。
と思われてしまいます。これは明らかに「不利」です。また、自分の職種にあきらかに「不利」になるような短所は述べないほうが良いです。
例えば、「コミュニケーション能力」が求められる場合に
私の短所はコミュニケーションが苦手なことです。・・・・・・
えっ?コミュニケーション能力が必要なのにコミュニケーションが苦手なの?
と、思われてしまいます。これは明らかに「不利」です。
このように仕事に弊害になりすぎる「短所」は選ばないほうが無難です。
長所・短所の伝え方
長所・短所の伝え方にも注意点があります。
注意点として
- 長所と短所がつながるような内容にすること
- PREPを用いて経験談を踏まえる
があります。それぞれ見ていきましょう。
長所と短所をつなげる
どういうこと?
先ほども述べましたが「長所」と「短所」は表裏一体です。ある一つの長所は別の側面からみたら短所になり得るのです。
- 怒られたこと→仕事が遅い
- 褒められたこと→仕事が丁寧
から、「丁寧に仕事をするからこそ、仕事が遅い」という「長所」と「短所」をあげました。これは「長所」と「短所」が対になっています。
例えば少し大げさですが、「長所→仕事が速い」に対して「短所→仕事が遅い」だとどうでしょうか。きっと面接官は
???????????
となってしまいます。これは自分の長所または短所を短所または長所が反証してしまっている状態です。いわゆる「矛盾」です。
実は「長所」と「短所」は表裏一体ということを意識していないと、起こりがちです。
自分の長所を自分の短所で反証しないように注意しましょう。
PREPを意識する
PREP(プレップ)ってなに?
PREPとは
- P:Point(結論)
- R:Reason(理由)
- E:Example(具体例)
- P:Point(結論)
の頭文字をとったものです。
まず、結論を最初に伝えたのち、その理由・具体例を伝え最後にもう一度結論を伝える手法です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よって、私の長所は「○○」です。
と伝えられても、正直冒頭部分は面接官の頭には残りません。それよりも
私の長所は「○○」です。なぜなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よって、私の長所は「○○」です。
の形のほうが面接官に伝わりやすいです。
ダラダラとたくさん伝えようとしてもダメ!!
一方的にダラダラと自分の経験などを伝えようとしてもダメです。二言くらいで終わるのがベストです。なので
- 結論:私の長所は「○○」です。
- 理由・具体例:なぜなら・・・・・・・・・・・・
- 結論:私の長所は「○○」です。
くらいの量にしましょう。
言い換えの例
では、長所・短所の言い換え例を見ていきましょう
- 冷たい→冷静
- 温かい→感情移入しやすい
- 熱血漢→周りが見えない
- マイペース→落ち着いている、自分で考えている
- 優柔不断→よく考える
- 気が利く→周りに流されやすい
- 社交的→八方美人
- 謙虚→自分の意見を言えない、我慢強い
- 繊細、几帳面→よく気が付く
- 負けず嫌い→勤勉、努力家
- せっかち→決断が早い
- 神経質→完璧主義、準備を怠らない
- でしゃばり、目立ちたがり→リーダーシップがある
- 真面目→頑固、融通が利かない
- おせっかい→世話焼き上手
このように、いろいろと言い換えることができます。
長所・短所の参考にどうぞ!!
さいごに
今回は「長所・短所」について書いていきました。「長所・短所」はガクチカ(学生の時に力を入れていたこと)くらい難しいにもかかわらず面接や履歴書、小論文でほぼ聞かれます。
しっかり準備していきましょう!!
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