MDIC(医療機器情報コミュニケータ)の役割は簡単に言うと
医療機器を安心安全に使用するために知識獲得や情報収集に努め、現場にフィードバックする
ことです。
近年、医療機器メーカーならびに臨床工学技士も取得を目指している方が多い印象です。
詳細は医療機器学会のホームページで!!

MDICを取得するにはどうしたらいいの?
テストを受けるには??

まずはテストを受けるまでの流れを見ていきます!!
- セミナー申し込み:7月ごろ
- 認定セミナーの受講(eラーニングシステム: 「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」):9月ごろ
- 検定試験申し込み:11月ごろ
- MDIC検定試験:1月ごろ
以上4ステップになります。

どんなテストなの?
どんなテスト??
「医療概論」「臨床医学」「臨床工学」「医療情報」の計4科目。
単純5肢択一試験で、科目合格があります。合格点は各科目6割程度と予想されます。

私は1科目だけ6割ちょうどでしたが合格していました!!
また、現在はオンライン試験の形態をとっているようです。
※CBTではないため、インターネット環境があれば自宅でも試験が可能です。
どんな勉強をした??体験談!!
正直、MDICの試験範囲が非常に広いです。
そのため、試験で出題される内容は「広く、浅く」といった印象です。
そのため、まずはeラーニングの受講から始めました。
と言っても、がっつり受講したわけではありません。
私の場合、セミナーの申し込みをしてもなかなかeラーニングのURLなどが送られてこず、もんもんとしていました。すると、

受講期限がせまっているが、1科目も受講していない。大丈夫か?

まだURLなどが送られてきていないため受講できません
と、いったやり取り連絡がありました。
こんなやり取りをするくらい、しっかりとは受講していません。
ちなみにこのあとすぐに受講できるようになりました。

よかったよかった
すぐに相談しろって話です。
確か受講期限まで残り2-3週間程度でした。それから急いで受講開始。
仕事終わりや休日に受講してなんとか期限内に終わらせました。
私が受験した時は各科目の教科書4冊のみ(申し込みをした時点で郵送されました)でレジュメがもらえなかったため、教科書に照らし合わせながらレジュメの内容を教科書に書き込み+マーカーを引きました。
※今はレジュメももらえるそうです。
eラーニング受講期間が終わったらあとは教科書を読むだけです。
MDICは過去問などがないため、どんな内容がでるかわからず、とりあえず苦手な科目を重点的に勉強(教科書を読む)しました。
私の場合「医療概論」と「医療情報」です。とくに「医療概論」には苦しみました。
「医療概論」は医療の歴史や法律、公衆衛生などの内容です。
医学と医療の違いや医療の歴史とかテストにでないと油断していましたがしっかりでて衝撃をうけました。また、医療機器メーカーの方も受験しているためか、卸売業などの関連法規もけっこう出た記憶があります。
臨床工学技士であれば「臨床医学」「臨床工学」などはそこまで対策しなくても大丈夫かなと思います。eラーニングをしっかり聞きましょう。
パソコン関係が強ければ「医療情報」もそこまで力を入れなくても大丈夫かもしれません。私は苦手なため「医療概論」の次に力を入れました。
「医療概論」は学生の頃以来まったく勉強してこなかった内容ばっかりだったため、非常に苦戦しました。eラーニング+教科書の熟読をしました。
正直、仕事の関係上、そこまで時間をかけられませんでしたが何とか合格した感じです。
ちなみにこれが私のテスト結果です。

「医療概論」がぎりぎりですね。
さいごに
MDICの資格をとってもできることは増えません。
もしかしたら資格手当が出るかもしれませんが、ほとんどないと思います。
※MDICはむしろ、医療機器メーカーのほうが資格手当が出るかもしれません。
そのため、病院で働く臨床工学技士の方が取得したい場合は
勉強するきっかけに活用するといいかもしれません。
また、ME2種同様、学生時代に受験するのもありだと思います。
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